第53回 懸賞論文 受賞者 中島 慶人氏

第53回懸賞論文 一般部門

第2テーマ:広告プランニング

①中島慶人

中島 慶人

博報堂DYメディアパートナーズ/博報堂

ミライの事業室 ビジネスデザインディレクター

『広告会社の活躍の幅を広げる、新たなコンテンツビジネスの可能性

プロフィール

早稲田大学卒業後、デジタル系広告会社を経て博報堂入社。営業局、TBWA HAKUHODO、博報堂DYホールディングス、博報堂DYグループ子会社代表取締役社長(AD+VENTURE 第8期 2017年度選出)等を経験し、2021年4月より現職。様々な社会課題をテクノロジーの進歩、産業や分野の垣根を越えたパートナーとの事業創造を通じて解決し、より良い新たな生活をデザインすることに携わる。

受賞コメント

この度の受賞に驚くとともに、業界の先駆者にこの場を借りて敬意を表します。web3というテーマを選びましたが、引用先や参考文献においてエッジで取り組まれる事業者・発信者あってこその論考でした。ブロックチェーンが個人に信用を齎し、金融や法律さらにはコンテンツ産業へと影響を与える可能性を楽しみたい。そして広告業界の一員として生活者の地位向上、新たな暮らしの創造へと努力を重ねていきたいと思います。

審査員からのコメント

広告会社における新たなコンテンツビジネス、プランニングの可能性について、「フラクショナル・オーナーシップ・モデル」によるコンテンツ・プランニングを提案され、且つ広告会社として”生活者の地位向上に寄与する“という発想に大胆に取り組むべきとまとめている点、非常にわかりやくまとめられていました。

I&S BBDO 高澤正行

NFT、DAO等のブロックチェーン技術の発達によって、クリエイティビティが更に広く民主化される社会の実現は、今回の論文の部において金賞受賞作となった博報堂宮井氏の論文内でも参照されているヨーゼフ・ボイスの「誰もが芸術家である」社会の実現に寄与するものである。「推し活」「UGC」といった生活者との共創の未来、更には「クリエイター」「生活者」の再定義、パラダイムシフトまでをも描いた、非常に示唆に富む提言です。

フロンテッジ 中西知行

「web3の時代においてこそ、わたしたち広告会社は“生活者の地位向上に寄与する”という発想に大胆に取り組むべきです。」と書かれた通り、「生活者へ共創の機会を提供する」分散型モデルとコンテンツビジネスのこれからについて、個人クリエイターや二次創作のビジネスモデルにも言及しながら総覧されている。

読売広告社 中村信介

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