第53回 懸賞論文 受賞者 吉永 諒子氏

第53回懸賞論文 一般部門

第1テーマ:広告ビジネス

①吉永諒子

吉永 諒子

朝日広告社

IMCプロデュース本部 プロデュース局
マーケティングプロデュース部 プランナー/コピーライター

『課題解決支援から、未来を描く支援へ―コーチングの視点を
ヒントに、“自分の正解”と可能性を引き出す手伝いを

プロフィール

制作会社や広告会社でクリエイティブ制作やブランディング支援などに携わり、2022年朝日広告社に入社。化粧品やホテル、不動産、食品など、様々な分野で、コピーライティング・プランニング業務に従事。ワークショップ設計などにも携わる。2024年ビジネスコーチの資格を取得。

受賞コメント

広告業界の変化に伴い、特にここ数年、自分には何ができるのか、どう進んだらよいのかと迷うことが増えたので、じっくり考えてみようと思い論文に挑戦しました。執筆を通して「自分の答え」を出すことができ、とてもよい経験になりました。
名誉ある賞に選出いただき、大変光栄です。執筆にあたり、ご指導・ご協力いただいた皆様には心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

審査員からのコメント

価値観が変化している今、生活者に指示されるためには、企業・ブランドも「自らの正解」を持つべきと捉え、その「自らの正解」を導くためにコーチングの視点にヒントがあると筆者として論じ、わかりやすく紐解いていたと感じました。
これからのビジネス変化に対応する考えとして進めていただきたいと思います。

I&S BBDO 高澤正行

広告業界における自身の価値を見つめなおすことをきっかけに、広告会社のアイデンティティやあるべき姿をコーチングに見出し、筆者自身のキャリアを「ありたい未来を描く支援をする姿」として描いている。独自性あふれるその主張は読み手を引き付ける力に溢れていた。

オリコム 水科宗作

いわゆる得意先に対してクライアントファーストを貫く、あるいはパートナーとして対等に向き合うといったような関係論がしばしば陥っていた精神論的な隘路を、コーチング理論を援用しながら見事に体系的にブレークスルーしている秀作。とりわけコピーライターとしてキャリアをスタートさせた筆者が、クラフトマンシップにみに頼るのだけではなくコーチング資格講座に通うことを通じてこの境地に達したというのが、AI時代の人間のコピーライターの存在意義についての可能性を感じさせる面でも非常に興味深い。

博報堂 伊藤耕太

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