ある宣伝部長が「我々の仕事はブランディングなのに、若い奴らが運用を仕事だと思っていて困る」と嘆いていました。広告の仕事がキャンペーン型から運用型へと変化してきて、広告会社でも若い社員が運用に忙殺されています。そんな中でも、課題ファーストな文化によって働く者の内発的動機を高めてきた広告会社なら、チームワークでクリエイティビティを発揮できるとこの論文は語っています。この提言が運用に疲れ切った若い社員たちへのエールになるのかどうか、最終審査会では意見が分かれました。結果、銅賞となりましたが、重要なテーマに真っ向から取り組んだ労作だと思います。