第50回 懸賞論文 受賞者 松金里佳氏

第50回懸賞論文「私の言いたいこと」新人部門

テーマ:自由

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松金 里佳

ADKマーケティング・ソリューションズ

ストラテジックプランニングセンター
第2ストラテジック・プランニングユニット
第4ストラテジック・プランニンググループ プランナー
『わたしたち若者がD2Cを好む、本当の理由

受賞コメント

世の中や人の、ひとつ奥にあるものを見つける。社会人になるまでは、年の功や第六感 のようなものだと思っていた力を、広告の仕事を通して学んでいくことができることを知りました。これは、広告に従事することの特権だと感じております。 これからも、自分の仮説に、謙虚に、臆病に、考えることを辞めず、前向きに頑張りたいと思います。そして、日頃よりご指導いただいている先輩方に、この場をお借りして感謝を申し上げます。

審査員からのコメント

今日のインフルエンサーは映えや人気を超えて‘わかりあえる人柄’へと進化しており、そこにD2Cが生まれた。本論は“価値観を共有し対話できるコミュニティにいる、顔が浮かぶあの人から買いたい”というクリアなインサイトでそんなD2Cを捉えた。広告でも「誰が言うか」が大事なのだという示唆を得ている。若者とオトナがお互いに、自分たちは「開かれた世界」にいて、相手は「閉じたサークル」にいると見ているのも、面白い。

オリコム 白土栄次

昔の商店街での購買意識やInstagramの使い方の変化に見られるように、D2Cブランドの中心顧客である若者の購買のインサイトを、価値観を共有できる相手から購入したいとしていることは、分かり易く首肯できます。「閉じたサークル」に対する若者の意識の分析も的確であり、若者を動かすために、広告活動を通じて何をすべきかを提示しており、高く評価しました。

日本経済社 河内茂

この度の受賞、誠におめでとうございます。ちょうど、拝読させていただく前に社内の若手社員から「お味噌は知人が東北で手作りしているものを都度購入している」というエピソードを聞いていたので、非常に分かりやすく読ませていただきました。D2Cのテクニカルな部分を取り入れるだけでなく、本質的な「コミュニティにおける価値の共有」から軸をぶらさずにいることの重要さを学ばせていただきました。

フロンテッジ 中西知行

– JAAA 一般社団法人 日本広告業協会