この度栄誉ある賞を頂けたことは望外の喜びです。
私は総合広告会社が継続的な企業価値向上の道を歩めるのか否かの分水嶺にいる気がしてなりません。執筆の動機は、これからの広告会社の『売り』と『売る物』を示すこと。 執筆は、先達の文献や論文に唸り、翻弄されながら、己の構成力と表現力の乏しさと戦った時間。支えは先輩後輩、家族の適切な助言でした。執筆後の今思うことは、この論考をこのままで終わらせず檄文とし、仲間と共に具体的な第一歩を踏み出すこと。大いに楽しませて頂いた課題「広告、次の10 年」、ご一読頂けたら幸いです。