JAAA会員社の若手社員(30歳以下)の声を
掲載しています
定期的に変わるテーマに沿って、若手の視点で広告業界について
自由に語っていただきます
若手ならではの視点がたっぷりつまった記事を更新していきますので、
お楽しみに
定期的に変わるテーマに沿って、若手の視点で広告業界について
自由に語っていただきます
若手ならではの視点がたっぷりつまった記事を更新していきますので、
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広告代理店はもはや「代理店」という名目で、各業界の「何でも屋」のようにお手伝い専門の業界になると予測する。広告はもちろん、会社の内部事情、銀行や投資のアドバイスなど、すべての分野においてクライアントの課題を解決する仕事になる。また、個人での代理店能力を鍛えたものには専門性をもったプロとして個人の活動が許される制度も設けられ、会社単位ではなく代理業界として個人の登録を行うようになると予測する。
そろそろ「広告業界」という言葉自体が本格的に「クリエイティブ」や「バリューハンター」などに置き換わりそう。不要不急の精神も浸透して、必要か不必要かまだ顕在化していない価値をハントすることこそがプライオリティになっていると思います。会社はクリエイティブヲタクの集まりになり、一つの企業というよりは様々な知見を持った人が企業の肩書きを越境して集まるコミュニケーションラウンジのような存在になるのでは。
データとテクノロジーが、個人の嗜好に合わせた選択肢を、自動的に提示する現在。消費者は、「選択しないという選択」に慣らされ、「偶然の出合い」から遠ざけられている。こうした傾向が強まる未来において、人々の認識や行動を変える広告の力は、より重要な意味をもつ。未来の広告業界は、創造力で「情報の繭」を破り、新しい発見や多様な価値観への回路をつくる「セレンディピティ・アーキテクト」の集まりであってほしい。
電車に乗ると、脱毛しましょう、英会話習いましょう、スマホではその人に合わせられた様々な広告が流れてくる。今の社会は売ることが目的の広告で埋めつくされ、生活者は広告に疲れている。私が希望する未来の広告業界とは、今のこの状態から脱し、広告というものが売るためだけに存在するのではなく、顕在化されていない社会問題を広告によって社会に問いかけ、解決するきっかけになるような存在になってほしいと思います。
今や一人一台スマホが当たり前であるように将来一人一台VR・ARの時代が来るかもしれない。日常生活でVR・ARゴーグルを装着するようになれば、広告に媒体という概念がなくなり空間を自由に使った立体的で動的な広告が増えるだろう。
さらにパーソナライズが進むと、例えば渋谷の街で見る広告がAR越しに一人一人違う可能性もある。
ゴーグル越しの広告が当たり前になれば現実の広告は真っ白、なんて時代が訪れるかもしれない。
未来の広告業界は、企画・制作にあらゆる個人情報を使えるようになると考える。現在でも、履歴や登録情報など一部の情報を活用した広告配信が行われている。今後ますますデータ利用が進み、生活者は自らの情報を活用されることに不信感を抱かなくなると考える。そのため将来的には、購買履歴・アクセスログのみならず、AIで解析した心理データなど、ほぼすべての個人情報をマーケティング施策に利用できるようになると予想する。
昔は、手法のレパートリーが少なかったからこそクリエイティブや企画にお金をかけて世の中に溶け込もうとしていたのかなと思った。あの頃がもはや恋しい。今は広告が鬱陶しいと思う人もいるらしい。未来の広告業界は「どの部署にいても企画全体と生活者の距離感を考えるチームであってほしい」と思う。当たり前な予想しかできないけど”生き続けていきたい”から、自分の予想に向かってクライアントと生活者に向き合っていきたい。
近年は技術革新により一人一人のニーズに合わせたone to one広告が増えてきている。しかし、これからはコミュニティの時代が来ると考える。自分単体だけではなく、コミュニティの内輪ネタとして話題に上がり、価値共有できる広告に新たな可能性があると考える。
個人で完結するのではなく、「友人の○○さんに当てはめたらこうなるかも」といった、コミュニティごとに多様性をもつ「余白のある広告」こそ今までにない広告となるだろう。
「広告」は「相告」に。広告という言葉は “広く世間に告げる” に由来します。未来の広告業界においては、単に広くに情報を伝えるだけでは足りません。「相」=“互いにはたらく” ”内面の本質を示す外面のしるし” の意味を持つ、インタラクティブで本質的な「相告」をつくっていきたいと考えました。
未来でも人のココロは輝く。広告を取り巻く環境は日々目まぐるしく変化している。インターネット広告の拡大、広告の自動化やデジタル化。そんな変化が絶えない広告業界で何年経っても唯一変わらないもの、それは人のココロだ。どんなにデジタル化が進もうと、どんなに人と人との接点が減ろうと、広告は人のココロのためにある。ココロがある限り、広告業界の未来は明るい!