一般社団法人日本広告業協会
会員社協会ご担当者各位
2022年2月16日
経済産業省より、添付の通り、
「気候関連開示プロトタイプの周知・意見収集について」
の文書をいただきました。
ご周知いただきたく、お願い申し上げます。
<経済産業省>******************************
気候関連の国際開示基準の動向についての周知と意見収集のお願いについてご連絡させて頂きました。
1.お願いの背景
サステナビリティ情報開示の重要性の国際的な高まりを踏まえ、2021年11月のCOP26と合わせて、国際会計基準(IFRS)を策定するIFRS財団に国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)が新たに設立されました。
設立と同時にISSBへの技術的助言を行う目的で設立されたTechnical Readiness Working Group(TRWG)から、気候関連開示プロトタイプ(基準の原型)等が公表されています。
気候関連開示のプロトタイプは、TCFD提言の4つの基礎項目(「ガバナンス」、「戦略」、「リスク管理」、「指標と目標」)を中心に構成されていますが、「指標と目標」では、業種横断指標と業種別指標(別冊補足資料)等が求められており、業種別指標は、68業種ごとの詳細な指標の開示が提案されています。
特に、業種別指標は専門性が高く、今後国内外に効果的な意見を発信するためには業種別の問題意識・評価をきめ細かく把握することが重要であると考え、今回周知と意見収集をお願いする次第です。
今後、ISSBにおいて、気候関連開示プロトタイプをアップデートする形で2022年第1四半期を目途に基準の公開草案が公表され、パブリックコメントを経て、早ければ2022年6月にも基準化することが見込まれています。
気候関連開示プロトタイプについては、「②概要資料」及び「③気候関連開示プロトタイプ(共通、AppnedixA,B)仮訳」、「④気候関連開示プロトタイプ付属書(業種別指標)仮訳」を用意しましたので、適宜ご参考頂けると幸いです。
2.周知と意見収集のお願い
貴団体においては、会員企業に向けて、本件を周知頂くとともに、気候関連開示プロトタイプ及び気候関連開示プロトタイプ補足資料(貴団体と関係する業種別指標)をご覧になって、お気づきの点、懸念点がある場合は、「①周知文・ご意見提出フォーマット」の「ご意見提出フォーマット」に記載の上、経済産業省宛にお寄せください。(ご意見がある場合は2月中〆切)
なお、お送りした「③気候関連開示プロトタイプ(共通、AppnedixA,B)仮訳」、「④気候関連開示プロトタイプ付属書(業種別指標)仮訳」は当省が用意しました仮訳であり、特に専門的な指標については訳が正確ではない可能性がございます。また、業種別指標の各指標の詳細定義等はボリュームの関係から割愛しております。貴団体におかれては、①「周知文・ご意見提出フォーマット」の「周知文」に記載のURLにある気候関連プロトタイプ本体(英語)からご関心分野の指標等の詳細をご確認頂けると幸いです。
頂いたご意見は、当省の企業会計室における検討やISSBに対する意見発信等にご活用させて頂く予定です。
ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
※ご意見提出フォーマット送付先については、メールにて配信済