人気アーティストが選りすぐりの曲を１発撮りで披露するYouTubeチャンネル。１発撮りの緊張感、パフォーマンスのクオリティの高さなどが相まって、人気に火が付いた。
直接ステージを見に行くことができず、アマチュアがオンラインで活動の幅を広げるなか、「プロ×一発撮り」というハイブリッドなコンテンツを展開した同チャンネルは、 2019年11月の開設以降1年余りで、チャンネル登録者数330万人、総再生回数7億回にまで達した。「音楽とは、何か。一発撮りで、向き合う。」—。 YouTubeチャンネルから始まった1プロジェクトは、ライブハウスから一発撮りを配信する「THE FIRST TAKE FES」、J-waveでの連動番組「THE FIRST TAKE MUSIC」、レーベル設立やオーディション開催などの様々な横展開も見せ、パロディーが作られるほど世の中に浸透している。現代のニーズやトレンドを的確に捉え、既存の音楽コンテンツへ新たな価値を付加し広めた事例として、高い評価を得た。

ー「音楽とは、何か。」の本質に　向き合う新たなムーブメントー