Column

私の朝活

 

毎朝家を出るのが六時過ぎ。というのも満員電車が苦手なこともあるが、混雑した電車に乗り込んで間違って痴漢扱いされてもいけないので、なるべく空いている電車に乗るためだ。

 

そして週に二回途中駅で下車してスポーツクラブに立ち寄る。私が通っているスポーツクラブは朝七時オープン、靴からウェアまで全部貸してくれ使い終わったら洗濯かごに入れるだけ、荷物を持たずにいけることが気に入っている。朝見かけるメンバーもだいたい同じ方が多く、毎日来ている方もかなりいるのでは?と思う。

 

まずは20分~30分バイク漕ぎかウォーキング、その後ストレッチ、軽いマシントレーニングとだいたい計五十分程度だが、かなり汗をかきシャワーを浴びて出勤。月に一回程度女性(ここは重要)のパーソナルトレーナーをお願いして運動のメニューを見直すことにしている。

 

スポーツクラブに行かない日はというと、七時三十分に開店する新橋、銀座界隈の喫茶店に行き、新聞を広げてゆっくり読んだりメールチェックに時間を使う。

 

この喫茶店もどこに行くかが重要で、昨今はやりのコーヒー店ではなく昔ながらの喫茶店が一番。なぜなら新聞を広げるスペースが十分確保されているからだ。

 

あまり要領が良い方ではないので朝の時間にゆっくりと一日の予定を確認したり、やることを頭の中で整理していかないとどうも仕事にならない。

 

他にも月二回は会社で私主催の朝の勉強会などもある。

 

朝八時三十分から一時間程度だが外部の講師の方をお招きしてお話を伺う。出席者のモチベーションになればと、小学生時代のラジオ体操のように毎回出席者を確認にして、十回参加するごとに会社から小さなプレゼントを差し上げている(すでに三十回以上行っているので全部出席していると三回プレゼントをもらえたことになる)。

 

「早起きは三文の徳」などと昔から言われているが、働き方改革を進めなければいけない昨今、朝の過ごし方はますます重要になる。

 

ただ弊社社員の皆さんにとっての問題点は、朝から勢い余って社内を歩き回り、ついつい会社にいない幹部社員はどこに直行しているのか?などと確認してしまう社長の存在だ。

 

優しい社長を装って嫌われないようにしているつもりだが、家内にそんな話しをしようものなら「間違いなく嫌がられてるわよ」と眉間に皺を寄せて言われてしまうのである。

理事 冨田 賢

(日本経済社)