一般社団法人日本広告業協会(理事長 成田純治・㈱博報堂 取締役相談役)主催による第47回「懸賞論文」は、3月1日、2日の本協会懸賞論文委員会の最終審査会において「論文」および「私の言いたいこと<一般部門><新人部門>」の入賞・入選作品を選考し、3月14日開催の第304回理事会にて承認、決定した。
同賞は、協会会員社内における実務に根ざした主張や提言を広告業界に反映させるという趣旨で昭和46年に第1回の募集が開始され、今年度で47回を数える。
応募は、「論文」の部課題「広告の向かうところ」に58編、「私の言いたいこと<一般部門><新人部門>」の部に423編、計481編だった。厳正なる審査の結果、論文から金賞・銀賞・銅賞の3作品、「私の言いたいこと」からは入選10作品が選出された。
金賞を受賞した、榊原廣氏(㈱博報堂DYメディアパートナーズ)の作品「広告の使命」は、メディアのデジタル化と企業の効率志向の中でも、広告は「価値を創造し、提案する」ことが本質的な使命であると説き、「今回の課題に対し真っ向から答えを出してきた」と多くの審査員より評価された。
なお表彰式は、5月31日に開催される平成30年度定時総会・記念式典にて行う。
また、同時にJAAAレポート臨時増刊号『第47回懸賞論文入賞・入選作品集』を発行する。
第47回 「論文」「私の言いたいこと」懸賞論文募集 入賞・入選者
(敬称略・順不同)
「論 文」の部
課題:広告の向かうところ
金賞
榊原 廣(さかきばら こう) ㈱博報堂DYメディアパートナーズ
関西支社メディアソリューション局局長
「広告の使命」
銀賞
伊藤 耕太(いとう こうた) ㈱博報堂 第二プラニング局
「デジタリアンは縄文土器の夢を見る ―生命情報からデータエスノグラフィーへ」
銅賞
松岡 文吾(まつおか ぶんご) ㈱電通 マーケティングソリューション局
「不確実時代に突入した広告のこれから ~“社会の公器”としての広告像の在り方~」
「私の言いたいこと」
○一般部門(第1~7テーマのいずれかを選択)
第1テーマ 営業、アカウントマネジメント
入選
橋尾 恭介(はしお きょうすけ) ㈱博報堂 第十四営業局アカウントスーパーバイザー
「広告ではない広告を売れるのか?」
第2テーマ メディア、メディアプランニング・開発
入選
加藤 慶(かとう けい) ㈱朝日広告社 メディアソリューション室メディアプランニングチーム
「メディアプランナーの未来」
第3テーマ 戦略プランニング、プロモーション、PR
入選
青木 隆高(あおき りゅうすけ) ㈱博報堂 第三プラニング局ストラテジックプラニング一部
「データ時代における企業意志と戦略プランニングの役割」
第4テーマ クリエイティブ、コミュニケーションデザイン
入選
池川 健太(いけがわ けんた) ㈱博報堂 第三クリエイティブ局
「『経営×クリエイティブ』の時代における、クリエイターに必要な3つの思考能力の考察について」
第5テーマ テクノロジー、プラットフォーム、デジタルソリューション
入選
宮嶋 沙由里(みやしま さゆり) ㈱日本経済社 コミュニケーション・テクノロジー・センター
「IoE(Internet of Emotion)が実現する、生活者主体の感情コミュニケーション」
第6テーマ 管理(総務、人事、教育、経理、システム、法務、広報、経営管理等)
入選
常澤 達雄(ときざわ たつお) ㈱博報堂 MD・DMU事業統括局
第一事業統括グループ・マネジメントプラニングディレクター
「管理セクションが創り出す広告会社の新事業」
第7テーマ その他(第1~6テーマにあたらないもの)
入選
髙山 英男(たかやま ひでお) ㈱朝日広告社 マーケティングデザイン局局長
「『カウンセリング』、知ってるつもり?~ビジネスにおける成長支援型カウンセリングの可能性」
○新人部門 テーマ:自由
入選
新津 裕隆(あらつ ひろたか) ㈱博報堂 第一プラニング局ストラテジックプラニング三部
ストラテジックプラナー
「IoT化を武器とした、ラジオビジネス復活への道」
北本 奈央(きたもと なお) ㈱電通 マーケティングソリューション局
「『購入より利用』『大量消費からシェアへ』と変わっていく社会を、広告が支える」
野沢 悠哉(のざわ ゆうや) ㈱博報堂DYメディアパートナーズ
データドリブンビジネス開発センター データマネジメントプラットフォーム部
ナレッジビジネスプロデューススタッフ
「クローンAIによる推薦の未来」
以上