一般社団法人日本広告業協会(理事長石井直・㈱電通)主催による、第四回「広告業界の若手が選ぶ、コミュニケーション大賞 –Innovative Communication Award-(ICA)」は、12月21日にICA実行ワーキンググループによる審査会にて大賞、優秀賞のコミュニケーションを選出し、3月14日開催の第297回理事会において承認、決定した。
一般社団法人日本広告業協会ビジョン小委員会は、会員各社の若手社員20名からなるICA実行ワーキンググループを組織し、その運営のもと、募集・審査を実施した。
本賞は、①業界の若手による推薦・応募・選考・運営(推薦者の要件は会員各社の30歳未満の社員)、②対象となるのは、「人を動かす仕掛け」が含まれていて、「課題があり、これを解決する」という構図とその「結果」が明確な「コミュニケーション」で、従来の広告でないコミュニケーションも対象、③推薦者(応募者)がかかわっていない施策でも応募が可能、という点を特徴とする。応募から審査まで若手に制限することで、新しい感性や発想を、広告業界に新風として取り込んでいくことを意図している。
第四回の応募総数145件の中から大賞1件、優秀賞5件を選出した。
第四回大賞の「相棒採用」は、「誰に面接されるか」を、面接される側が決めることができる新しい採用システムで、就職活動という、コミュニケーションが一番必要な場面に十分なコミュニケーションが果たされず、画一的な採用活動から企業と学生とのミスマッチが繰り返される状況を改善したもので、新卒採用を、学生と社員にとって「未来の相棒を探す場所」と捉える。SNS上でも多くの支持を集めた点が評価され、第四回目にして初めて広告会社が本賞の大賞となった。
なお、大賞、優秀賞、最終選考に残ったファイナリストは、会報JAAA REPORTS4月号の特集「第四回『広告業界の若手が選ぶ、コミュニケーション大賞』審査結果発表」及び当協会ホームページ(http://www.jaaa.ne.jp)で紹介する。