一般社団法人日本広告業協会(理事長髙嶋達佳・㈱電通 会長)主催による、第二回「広告業界の若手が選ぶ、コミュニケーション大賞 –Innovative Communication Award-(ICA)」は、12月19日にICA実行ワーキンググループによる審査会にて大賞、優秀賞及び特別賞のコミュニケーションを選出し、3月12日開催の第283回理事会において承認、決定した。

一般社団法人日本広告業協会ビジョン小委員会は、会員各社の若手社員18名からなるICA実行ワーキンググループを組織し、その運営のもと、募集・審査を実施した。

本賞は、①業界の若手による推薦・応募・選考・運営(推薦者の要件は会員各社の30歳未満の社員)、②対象となるのは、「人を動かす仕掛け」が含まれていて、「課題があり、これを解決する」という構図とその「結果」が明確な「コミュニケーション」で、従来の広告でないコミュニケーションも対象、③推薦者(応募者)がかかわっていない施策でも応募が可能、という点を特徴とする。

応募から審査まで若手に制限することで、新しい感性や発想を、広告業界に新風として取り込んでいくことを意図している。

第二回の応募総数186件の中から、大賞を1件、優秀賞を5件、また特別賞を1件選出した。

第二回大賞の「一万円選書は」、北海道砂川市にある「いわた書店が」提供している、注文者一人ひとりのパーソナリティに適した一万円分の書籍を選んでくれるサービスで、顧客は注文時に職業や読書歴、人生のエピソード等を記載し、それをもとに店主の岩田徹氏が本をセレクトする。物質的な消費だけでなく、人と本とを結びつけるいわゆる「感動」の消費を実現しており、今後、書籍という一面で成熟した市場における書店の巻き返しの新しいモデルになる可能性を秘めている点が評価された。

なお、大賞、優秀賞、特別賞、最終選考に残ったファイナリストは、会報JAAA REPORTS 4月号の特集「第二回『広告業界の若手が選ぶ、コミュニケーション大賞』審査結果発表」にて紹介する。

 

第二回ICAニュースリリース

第二回 ICA 大賞、優秀賞、特別賞、ファイナリストの紹介

JAAA REPORTS 2015年4月号 特集記事