一般社団法人 日本広告業協会(理事長 髙嶋達佳・㈱電通 会長)主催による、
第1回「広告業界の若手が選ぶ、コミュニケーション大賞 –Innovative Communication Award-(ICA)」は、12月16日にICA実行ワーキンググループによる審査会にて大賞及び優秀賞のコミュニケーションを選出し、3月12日開催の第277回理事会において承認、決定した。
一般社団法人 日本広告業協会 ビジョン小委員会は、会員各社の若手社員18名からなるICA実行ワーキンググループを組織し、その運営のもと、募集・審査を実施した。
本賞は、①業界の若手による推薦・応募・選考・運営(推薦者の要件は会員各社の30歳未満の社員)、②対象となるのは、「人を動かす仕掛け」が含まれていて、「課題があり、これを解決する」という構図とその「結果」が明確な「コミュニケーション」で、従来の広告でないコミュニケーションも対象、③推薦者(応募者)がかかわっていない施策でも応募が可能、という点を特徴とする。
応募から審査まで若手に制限することで、新しい感性や発想を、広告業界に新風として取り込んでいくことを意図している。
第1回の応募総数は164点、その中から大賞を1点、優秀賞を4点選出した。
第1回大賞の「10代でも投票できる選挙-Teens Opinion-」は、選挙権を持たない10代の若者が、Web上で疑似投票を行えるサイトで、各政党のマニフェストを公開、また実名登録を基本とするFacebookを活用することで、実際の選挙と同じ「一票の重み」を感じさせることに成功、総投票数4,000票以上、アクセス数は約100万回を記録した。たった一人の高校生の発案で、わずか数日というスピードで立ち上げたフットワークと、若者の選挙離れを食い止めることをテーマに、広く世の中の関心を集めた点が評価された。
なお、大賞、優秀賞、最終選考に残ったファイナリストは、会報JAAA REPORTS 4月号の 特集「第1回『広告業界の若手が選ぶ、コミュニケーション大賞』審査結果発表』にて紹介する。